片想い

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片想い

この春に新しい写真詩集を出版する予定で創作に取り組んでいます。 しかし、問題が起きています。 超スランプにはまってしまいました。 そしてようやく出口が見えはじめたかな、というカンジです。 自分が良いと思っていた作品より新しい作品のほうが良いと思うと、 ある人が言ってくれたので、何かがふっきれました。 少し前の、そう「花物語」あたりの作品は、少し引いた視点で書いています。 さだまさし的な創り方です。 でもそれでは、もうひとつ心にささらない、その想いもありました。 そして、迷路にはまってしまったのです。 その出口をその人が教えてくれました。 新作を書きました。 これは、主人公に感情移入して書いています。 シンプルでたわいのない表現ですが、実はいろいろな想いを込めています。 橘祐介でないとはずかしくて書けないです(笑い)。 僕が、生涯を通じていったい何を、どんな作品を書きたいか? 自問自答しました。 そのひとつの答えが「愛しさ」です。 それは、人に対してであり、モノに対してであり、自然に対してであり、時間に対してであり、縁に対してであり、生きているといことであり…。 表現のアプローチはいろいろ試してみたいと思います。 僕は恋愛がモチーフの作品が一番好きなのですが、 新聞社あたりは「ハートウォーミング」的な作品を評価してくれています。 まあ、まだまだ、自分を固めるのは早いかなぁと思いますので、 いろいろもがいてみようと思います。 --------------以下作品です------------- 「片想い」 そう片想い 今 わたしは片想いをしています ふり向いてと 願っているけれど ただうつむいているだけ せつなさが つもって つもって つもって どうしようもなくなったわたし 夢しか 前しか見ていないあなた 花屋の店先でみつけた それは はかなげで小さな花だけど 凛と咲いていた 綺麗に 綺麗に 凛と咲いていた わたしも 綺麗に咲けたなら 想いを告げて愛しいあなたのそばに寄り添いたい やさしさだけのあなた 誰にも微笑んでいるあなた 振り向いてもらいたい わたしだけに 一度だけでもいいから わたしだけに616cc56e-bab8-430a-a5b4-c94dbbfc5dc1
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