カサブランカ

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カサブランカ

「カサブランカ」 あなたの綺麗な心 私の無垢な心 そんなたよりないものをたよりに ここまで来た 恋なんてもうしないと誓っていたけれど その気持ちを止めるのは無理だった いつわりの自分を見せて つかれてしまって どうしようもなくなってしまって 喫茶店のテーブル挟んで マンデリンコーヒーを飲んでる テーブルの上の花瓶には白いカサブランカ 迷うことなく綺麗に咲いている 私ももっと素直にあなたを愛せればよかった もう戻れないのだろうか 沈黙という時が静かに流れて 胸を締め付ける 何かにすがりたい 白いカサブランカに言葉にならない 言葉を語りかける 17af3650-144a-45ce-b949-38bd57708543
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