風待茶房

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風待茶房

通リ雨が窓の外を過ぎて やわらかい陽射しが梢にふりかかる どうしようもなくなって 一人で出かけた小さな旅 ふと立ち寄った小さな茶房 時間が止まったような空間で 思い出に襲われる でも、私はここにいる 過去なんかじゃなくて 今ここのテーブルに頬杖ついて あなたの事を少し思い出したりして ここにいる きっともうすぐ風が吹く 前に進めよと 風が吹いたら外に出よう この紅茶を飲みほして051d02cb-f7de-4447-9817-264003af09d6
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