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「驚いているのかな?」
ダンディーボイスで声をかけられさらに動揺する。
「無理も無いですね。」と女が言った。
「俺のことが見えるのか?」
「その通り。私たちには君の姿がはっきりとみえている。」
こいつら何者だ?予想外の出来事に頭が働かない。
「驚かせてすいません。」
女のほうが謝ってきた。それでも動揺を隠せない俺は、
「はぁ、どうも。」などと気のない返事しかできなかった。
「この格好から見てわかる通り、私たちは『あの世』から来たんだよ。」
「見てわかんねぇよ。」
「この制服になってからまだ日が浅いからでしょうか?」
「そうじゃないって!」
「ふむ。我々のイメージカラーである白をメインにしているのだか。検討が必要だな。まぁ、今は良いだろう。本題に入ろう。」
どうやらこの自称あの世からの使いは、ちゃんと俺に話があるらしい。
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