二種目 ひとめぼれ

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二種目 ひとめぼれ

今日も優美は食堂ビックフォレストへ 来ていました。 「いらっしゃいませ~」 「本日のお米は「ひとめぼれ」ですよ。」 「いただきます。」 「きょ、今日のお米も美味しい。」 優美は、ひとめぼれを食べて また、感激しました。。 その時、とある少年が来店しました。 優美は、その少年を見た瞬間 "ひとめぼれ"するのでした。 「(何。この気持ち。)」 優美の頬は、赤くなっていました。 「ねぇ…君もここの常連さん?」 少年が優美に話しかけます。 「まだ二回目だけど…」 「ねぇ…ここのお米美味しいでしょ」 「うん。とっても。」 「今日のひとめぼれは、昨日のコシヒカリ譲りの味や食感を残しながら ツヤや適度な粘り気があって優しい味わいを持っているんだ。」と 少年は目を輝かせて一気に喋りました。 「詳しいのね。」優美は驚きました。 「僕は、お米が大好きなんだ。」 「私ね。今まで、こんなに美味しいお米、 食べたことなかったの。両親を事故で亡くしていつもお弁当やお惣菜ばかりの生活だったから。」 「そうだったんだ。お米は、コシヒカリやひとめぼれ以外にも 美味しいものばかりだから、楽しんで食べてね。」 そう輝いた瞳で言う少年にドキドキする優美でした。 次回 三種目 ななつぼし
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