五種目 あきたこまち

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五種目 あきたこまち

今日は、優美と佑翔が二人一緒に「ビックフォレスト」へと やって来ました。 「あら?デート?」おばさんは、優美たちに笑いながら尋ねました。 「違います~」 「やめてくださいよ~」優美と佑翔は、照れながら言いました。 「今日のお米は、あきたこまちですよ。」 「佑翔くん、どんなお米なの?」 「あきたこまちは、秋田県の雄勝(おがち)町の小野の里に 生まれたと伝わる小野小町にちなんだ名前なんだ。 コシヒカリ譲りの味の良さを誇り、 粘りがあってモチモチしていて旨み、甘み、歯ごたえのバランスが非常に良くて”完成されたお米”と言われているんだよ。」 「やっぱり佑翔くんは、お米に詳しいね。」 「あきたこまちは、優美にぴったりなお米だね。」 真っ赤にした顔で佑翔は、言いました。 ポカンとしている優美に 「小野小町は、絶世の美女だからねぇ。私も小野小町に負けないくらいの 美女だったのよ。ウフフ。昔の話ね。」といたずらっぽく言いました。 そこに、厨房の方から 「サービスだ。」とおじさんがプリンを持ってきてくれました。 「ありがとうございます。私、プリン大好物なんです。」 「(何だろう。今のおじさんの行動、なんだか懐かしい気がする)」 次回 つきあかり
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