第2章 頼れる男性を望む30代女性Aさんの間違い

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第2章 頼れる男性を望む30代女性Aさんの間違い

先ほどお話した【釣書】(と呼ばれる プロフィールなどが書いてあるもの)の 中には、自己アピール文もあるのですが 載せて欲しいと、おっしゃる内容が これまた、かなり問題があることが 多いです。 最初は、お客さまのご希望に沿って そのままを記載することが多いのですが その中でも、印象に残っている方がいます。 腰近くまでのロングの 黒髪が印象的な30代女性のAさん。 男性との交際経験もない方で とても静かなお嬢様 といった印象の可愛らしい方でした。 お花にお茶、料理教室にも 通っており、ご希望として 【私の人生を後押ししてくださるような方】 という文面を入れて欲しい とのことでした。 彼女としては 引っ張ってくれるような男性 と言いたかったのでしょうが お見合いのお申込みが来るのは 50代以上の男性ばかりでした。 なぜなのでしょうか? 実は、この【後押し】 という言葉を呼んだ男性は 【多趣味な彼女を 経済的にも支える必要がある】 と思われたらしく 特に、若い男性は 尻込みしてしまったのです。 そこで『我こそは!』と 名乗りを上げた男性は 会社でも役職のついた かなりの年上の人 ということになったのです。 そこで彼女は 婚活サービス会社の開催している パーティーに参加してみることに なりました。 そこでの彼女といえば 男性に自分から話しかけることは できない様子でしたので 同年代の女性、男性が集まった場所に 私はお連れいたしました。 ところが一緒に笑うことはしても 構えすぎて、自分から発言することは 一切なく、終了。 後ほど、やはり 50代の男性からの お見合いのお申込みが 来ることとなりました。 彼女自身は、同年代の 3歳年上の方にお申込みをしたのですが その男性は先のパーティーで 既に、カップルが成立しておりました。 自分から話かけることは難しくても せっかくしてもらった質問などには 笑顔で答えるなどして その場にいた【同年代の会話に合わせる】など 30代であれば、30歳らしい振る舞いも 大事なのです。 このことから、その女性には 釣書の文面を変えるように アドバイスもしましたが 頑なにこだわっていらっしゃって その後も、うまくいかなかったようです。
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