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夏休みで恋愛話
大学の夏休みは、1カ月近くあるため
何か、暇をもて余すことになるのかと
充彦は、そう感じていた。
そんな時だった。
夏休みに入った時、充彦は白浜に
ドライブに出かけていた。
白浜は、ちょうど海水浴シーズンで
海水浴に来ている仲間が多かった。
その白浜の海岸で充彦は
一人の女性に恋をしてしまったのだ。
言葉をうまく伝えられないことに
不安を感じていた充彦に
女性はニッコリとほほえんでいた。
充彦は、女性のいるところに
駆け寄っていた。
「あのっ、お一人ですか?」
「私は、実家に帰ってきたの」
「実家って、どこですか?」
「すさみ町よ。ここから
車で30分くらいかな?」
「失礼ですが、あなたのお名前を
聞いていいですか?僕は、辻村充彦です」
「私は、岩崎裕子です。
あなた、大学生?」
「そうです、大学1回生です。
あなたは?」
「私も、大学1回生よ。
普段は、親戚の家に下宿しているの」
彼女、同い年なんだ。
それにかわいい人だと思った。
そんな気持ちから充彦は、
裕子に自分の気持ちを打ち明けていた。
「あなたを好きです」と。
そして、充彦は裕子に聞いた。
「また、会えますか」と。
裕子は、充彦にこう言った。
「また会えるといいですね」と。
そして、充彦と裕子は互いに
携帯電話の番号とLINEを教えていた。
充彦にとって今年の夏休みは、
裕子とつながったことが
喜びに変わっていた。
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