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これからも……
ー……ドクン……ドクン……ー
鼓動がうるさく響く。
「もう……ダメかと……」
あの声、あたたかい温もり。
忘れる訳がない。
「私……」
ゆっくりと、彼の頬を撫でる。
「うん」
「……同じ……なの」
男性の彼が、私の言葉を最後まで待ってる。
「あなたを……愛してる。これからも、傍にいたい」
彼の顔が、ゆっくりと近づいて唇が重なる。
甘く喰み、味わい尽くされる。
声が漏れ、舌を絡ませ合う。
夕闇へと変わる刻。
私も彼も、互いに愛し愛され……伴にいる道を選んだ。
この先、ずっと……夕焼けの橋から、歩きはじめた。
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