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〘No other love talking〙
冬美（ふゆみ）『どーして、アンタはクチャクチャと喋りながら食事するのよ？』
夏樹（なつき）『お前といつも話していたいからさ』
冬美『…………』
夏樹『…………』
冬美『どーして、アンタはトイレに行った後に、手を拭かずに戻ってくるのよ？』
夏樹『お前の姿を一刻も早く見たくて急いでいるからさ』
冬美『…………』
夏樹『…………』
冬美『どーして、アンタは映画館で映画観ている最中に話しかけてくるのよ？』
夏樹『お前の可愛い声を常に聴きたいからさ』
冬美『…………』
夏樹『…………』
冬美『どーして、アンタは鼻をかむのがうるさいのよ？』
夏樹『お前の芳（かぐわ）しさを感じていたいからさ』
冬美『…………』
夏樹『…………』
冬美『どーして、アンタは手を引っぱる時とかにいつも強く握るのよ？』
夏樹『お前とはいつまでも近くで触れていたいからさ』
冬美『…………』
夏樹『…………』
冬美『どーして、アンタは変顔ばかりするのよ？』
夏樹『お前が満面の笑顔になって欲しいからさ』
冬美『…………』
夏樹『…………』
冬美『ど、ど、どーして、アンタはキスをする時に目をつむらないのよ？』
夏樹『お前と口づけする際、お前が目を閉じるギリギリまで、その二つのつぶらな瞳を見つめていたいからさ』
冬美『…………』
夏樹『…………』
冬美『…………』
夏樹『…………』
冬美『今日のランチ、奢ってやる』
夏樹『あっざーす！』
了
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