風俗嬢『小夜』

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高3の春、君は自分の運命を知ってしまい いつも二人で話してた 校庭の(にれ)の木の下で 泣いていたよね。 遠い日の記憶も僕の中では まるで昨日のことになる。 『今でも君が好きだ』って書いた手紙 珈琲の瓶に入れて海に流すから… 君が好きだった『星の砂』と一緒に… 届くはずのない君に届けるために… 今でも僕の心は君を抱き締めている。 今夜も僕の瞳は君の影を追い続けている。 遠くの…今の僕には決して 届かない世界で君は幸せだろう。 君が笑顔でいれるだけでいいから… ただそれだけで… 今でも凡子(なみこ)…君が好きだから。 おやすみ
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