![915cc0f0-df87-4ace-9ab7-a0f88818113c](https://img.estar.jp/public/user_upload/915cc0f0-df87-4ace-9ab7-a0f88818113c.jpg?width=800&format=jpg)
いつからだろう…
出会い系の掲示板に書き込まれた
一つのメッセージに釘付けになり
どす黒くて何も見えなかったはずの
瞳の奥に明るい未来を夢見
そしてそれを描いたのは。
どこかにわたしの王子様がいないかと
子供のような願いを
抱いて
暇さえあれば
出会い系の掲示板を見ていた。
しかしそのほとんどは
ただエッチするだけが目的で
書かれた嘘の羅列ばかり。
純真無垢な少女の時代なんて
とうに過ぎて
そんなことなんて
あるわけないってことくらい…
嫌と言う程分かっているくせ
何万分の一の確率で
巡り会えるかも知れないと
子供のようなことを考えた。
そうでもしなければ生きられない。
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