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「あは…っお兄さんのっ…おちんちんっ…おっきくて…菖蒲せーし、出ちゃった…っ」  薄い腹の上を白濁で汚した菖蒲がとろりとした表情でケントを見上げてきた。  両脚を大きく開脚し、恥ずかしい部分を剥き出しにした菖蒲の後孔にはケントの雄々しい男根がずっぷりと埋められている。  ケントの男根の大きさに驚いたのか、菖蒲は挿入と同時に派手に達してしまったのだ。 「そうだろ。俺のDickは日本人の平均より上だからな。そこいらの客と一緒にするな、よっ!」  最後の言葉に力を込めて、ケントの腰が菖蒲の身体にグイッと食い込む。  最奥を穿たれた菖蒲は背中を反らせて喘いだ。  そのままヌポヌポと激しく出し入れすると、菖蒲が甘い声で啜り泣きながら腰を跳ね上げさせる。 「あ、あっ…あひっ…や、あっ……〜〜〜っ!!」  達したばかりの敏感な肉体に連続ピストンは堪えたらしい。  菖蒲は盛大にドライオーガズムを極めるとくたりと畳に沈みこんだ。 「来い。次はお前だ」  そばで見ていたキクの腕を掴み組み敷くと片脚を担ぐ。  すると、キクがしおらしく見上げてきた。 「あの…」  つぶらな瞳が潤み、何か言いたげに訴えてくる。 「何だ?今更優しくしてほしいって言うのか?」 「あ…ちゃ、ちゃいます…っ」  キクの返事を聞くひまもなくケントはその小さな尻臀を割り開いた。  一見すると到底入らないだろうその小さなアナルに、未だ衰える事のないケント・フジタの先端をあてがう。  すると、まるで吸い込まれるように肉棒がキクの内側にめりこんでいった。 「あぁっ…あ、ああぁあっ」  熱い。  狭くて熱くて、包みこまれるような感覚にケントは感嘆の溜め息を吐く。  離さまいとぎゅうぎゅう食い締めてくる菖蒲の孔とはまた違う感覚だ。  ケントはニヤリと笑うとキクの細腰を抱えあげた。  そうして下腹部だけ不自然に持ち上がったキクの華奢な身体に肉のピストンを撃ち込んでいく。 「キクちゃんいいなぁ。菖蒲もそんな風にズコズコされたい」  いつの間に復活したのか、菖蒲がヒーヒー喘ぐキクの半開きになった唇をペロリと舐めあげた。  すると、キクも舌を伸ばしそのまま自然な流れのように濃密なディープキスが始まる。  自分を差し置いて絡みはじめた二人。 「…shit!」  イメージダウンに繋がるからと、いつもなら使わない汚い言葉を吐いて、ケントは菖蒲を引き寄せるとキクの上にうつ伏せにさせた。  ぴったりと重なった二つの身体。  言われるまでもなく二人が厭らしい腰つきで陰茎同士を擦り合わせはじめる。  凄まじく卑猥な光景。  ケントの喉がひっきりなしに鳴る。  陰茎を挟んだ上下には二つの濡れたホールが丸見えになってケントに向けられていた。  小さいくせに淫靡で淫猥な孔。  その孔が、まるでケントを誘うように襞をひくつかせている。  AV顔負けの淫らな光景に、欲望が更に膨れ上がり、腹を打たんばりの勢いで天を向いた陰茎から先走りがじわりと滲み出た。 「いい眺めだ」  ケントはニヤリと笑うと、ひくつく孔に両の指を二本ねじ込んだ。  グチ…と水音をたてて小さな孔が驚くほど指の動きに合わせて広がっていく。  頭の中はその厭らしい孔を好き勝手にブチ犯す事しか考えられなくなってしまった。     *** 「ちょっと、待て。ストップだ」  7回目の中出しを終えたところで、ケントはついに制止を口にした。  何時間こうしているかわからないが、さすがのケントも疲労を感じ始めたからだ。  散々振り続けたせいか腰も腕も腹筋もあちこち痛い。  あんなに性欲を持て余していて、それが最大の悩みだったはずなのに、身体が「もう無理だ」と悲鳴を上げている。 「おい、これ以上は…」  菖蒲とキクを引き剥がそうとする。  しかし何故かガッチリとホールドされてしまった。 「お、おい…離せ」  反射的に嫌な予感を感じた。  さっきまで頭を支配していたモンスターはすっかり消え去り、これ以上ここにいてはマズイと冷静な自分が訴えかけてくる。 「ダメですよぉ〜?」  しっとりとした甘い雰囲気を漂わせながら、菖蒲が再びケントの萎えた股間を弄りだした。 「菖蒲、こんなんじゃまだ全然足りないの」  ケントの陰茎を勃ちあがらせようと擦り立てながら、精子を漏らす濡れた孔を見せつけてくる。 「もっと……もっとキクにもしておくれやす」  すっかり快楽に蕩けきったキクがケントの首に腕をまわし口づけを強請ってきた。  そこでハッと気づく。  男娼の性欲が色情症を遥かに超えたものだということに。  恐ろしいのはケントの内側に秘められた欲望ではない。  この二人の有り余る性欲の方だったのだ。 「よいしょ、じゃあ今度は騎乗位でやっちゃお」 「キクは寝バックがよろしおす」  好き勝手な事を言いながら二人がケントの身体を再び押し倒してくる。  このままじゃ本気で搾り取られる。  ケントは青ざめた。  しかし時すでに遅し。  気がつけば疲労困憊の身体でろくに抵抗する事もできなくなっていた。  それからケントは楼主と呼ばれる男が怒りの形相で部屋に飛び込んでくるまで、二人のかわいいモンスターにがっつりズッポリ搾り取られてしまったのである。 e532ff0d-41f5-4b62-ace2-b1d3edff88ce
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