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「得体のしれない薬で間違った道を歩ませようとしたのはあんたでしょうに……」 里香の呟きは瑞希の耳には届かなかった。 「……って、自分で作ったもの、得体のしれない呼ばわりしちゃった。得体知ってるっての……」 代わりに自分の言葉で深く傷ついた里香は、カウンターに突っ伏して大きなため息を一つ吐いた。 豆炭はその後頭部に足を乗せ、優しくその頭をなでてあげるのだった。
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