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花凜「詩月。」
私に耳打ちをしてきた花凜。
詩月「何？」
花凜「煌秋と２人きりにさせてほしい.......。」
そう頼む花凜。
もう煌秋は花凜と付き合うことになったし、これ以上邪魔をしても意味がない気がしてきた。
だから私は、花凜の恋を応援することにしようかな。
詩月「いいよ。姫花、ちょっと来て。」
姫花「えぇ？まぁ、いいけど......。」
そう言って廊下へ出る私と姫花。
姫花「どうしたの？」
詩月「いや、私は何もないんだけど.....花凜が、ね？」
そう言うと姫花は空気で察したのか、「あぁ〜。」と言ってニヤニヤした。
姫花「ねぇ、ここにいてもあれだし詩月の部屋行きたいんだけど。」
詩月「別に良いよ。汚いけど。」
私と姫花は音をたてないように階段を登った。
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