大事なもの

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昨夜の熱が嘘のように夜にはすっかり元気を取り戻した僕は食堂までご飯を食べに行こうと思ったのだけど。 まだ安静にしていたほうがいいとハル君が食事を部屋まで運んでくれた。 小さなローテーブルで二人で夕ご飯を食べて、さすがに眠くなったハル君は食事を下げに行ってその後部屋に戻って行った。 ハル君にすっかりお世話になっちゃったな。 家以外で倒れたの初めてだ。 これからは迷惑かけないように体調管理をしっかりしなきゃ。 シャワーを浴びてから布団に入った。 このベッドで昼間ハル君と一緒に寝てたんだよな。 抱きしめられるの安心できたな。 起きてすぐにハル君の顔が見られて幸せだった。 ハル君、好きになるまで待つってまた言ってくれたな。 ハル君は僕の嫌がることはしない。 僕のことを純粋に愛してくれている。
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