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「で、いつから付き合ってるの?」
そんなわくわくした顔で聞かれても…。
いつからって言われても、正式に付き合ったのなんていつからかわからないよ。
「君に関係ないだろ?とにかく雅美は俺と付き合ってるんだからちょっかい出さないでくれよな」
この話は終わりとばかりにハル君がぴしゃりと言う。
「まあ、八代君なら可愛いから男でもアリだよね。いーなぁ一条君。こんな可愛い恋人がいて」
「そんなに雅美をじろじろ見るな!ほら、さっさとこのページの問題解いて!」
ハル君に追い立てられて再び勉強が再開された。
今、僕がなんて返事しようか困ってたから助けてくれたんだよね…。
ハル君の整った顔を見るとドキドキする。
ちくちくでなくて、ドキドキ。
あの形のいい唇がいつも僕の唇を奪うんだよな………。
「雅美、顔赤いけどまた具合悪いの?」
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