好きの気持ち

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モヤモヤした気分のまま夕ご飯を前にしても全然食が進まない。 「雅美、大丈夫?」 ハル君が心配してくれたけど、曖昧に笑うことしかできなかった。 先ほど絡み合っていた二人が何食わぬ顔で食堂にやって来て仲良く食事を始めたのを見て、モヤモヤは余計に深まった。 さっきまで……あんなことしてたのに全然普通だな。 セックスって……普通のことなの? 気持ちよさそうだったな…。 向かいで食事をするハル君が今何を考えているのかわからない。 ハル君、大好きだよっていつも言ってくれるのにキス以上のことはしてこない。 他人の愛し合っているところを見ても平然としてるし……もしかしたらハル君は僕とはそれ以上を望んでいないのかもしれない。 いや、でも僕と結婚したいって思っているみたいだし。 モヤモヤする…………。 こんなことばかり考えて、僕…バカみたい。
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