はじめまして

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「良かった……。雅美、これからよろしくね」 ハル君は綺麗な笑顔を見せると僕をぎゅっと抱きしめた。 これ以上ドキドキさせられたら心臓が止まって死んじゃうよ。 このドキドキは何だろう。 ビックリした時のドキドキなのかな。 それとも……………。 もう本当に頭がパンクしそう。 これから僕の学校生活、どうなっちゃうんだろう。 部屋に帰って熱いシャワーを浴びながら今日の出来事を振り返って考えていた。 許嫁のハルちゃんは男だったけど僕のことが好きで…僕に自分を好きになってと言った。 唇をそっと指先でなぞる。 僕、ハル君とキスしたんだよな。 ファーストキスだったんだなと今さらながら思う。
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