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寮長のお誘いを断ったことに対する非難めいた視線を痛いほど感じる。
あの人、怖いけど人気者なんだな…。
僕は居心地の悪さを感じたけどハル君は全然気にしてないみたいだ。
堂々としているハル君を見ていると安心する。
そうだよね。
別にそんなに悪いことしたわけじゃないもんね。
窓際の一角で寮長とその取り巻きが集団で食事をしている。
今日は原田さんも一緒なのできっと絡んでこないだろうと思うとホッとした。
「雅美、早く食べないと初日から遅刻だよ」
ハル君に急かされて僕も慌ててご飯を食べ始めた。
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