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「明日会えるのかと思うと緊張するな…」
少しでも印象が良くなるように笑顔の練習もしてみたけど……鏡の中の自分には男らしさの欠片もなくて。
ハルちゃんが男らしいマッチョ好きとかではないことを祈る僕だった。
家族に送り出されて、入学式に出るべく僕は高校にやって来た。
校門には次から次へと新入生が入って来て、人の波に上手く乗れなかった僕は端に弾き出されてしまった。
まず寮に荷物を置きに行って、それから入学式の予定だったはず……。
そして寮は二ヶ所だったはず。
僕の入る男子寮はどこだ?
誰かに聞かなくちゃ………。
キョロキョロと周りを見ても知っている顔が全くなく、人見知りの僕はなかなか質問できなかった。
こんなことしてたらダメだ。
勇気を出して聞いてみるぞ!
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