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「イチャイチャって……学校は勉強しに行くところでしょ?」
「そうだけど……周りにもっと堂々と雅美は俺のモノです!って言いたい………」
こんなに完璧なイケメンが子どものような駄々を捏ねている。
拗ねたような表情もおかしくて声を出して笑ってしまった。
ほぅ……と、ハル君は僕のことをうっとりとした顔で見ている。
「どうしたの?」
「いや……雅美があんまりにも可愛くて」
不意打ちでそんなことを言われてカッと頬が熱くなる。
「もう……。揶揄わないでよ」
「俺は真面目だよ。ね、キスしていい?」
僕の返事を待たずにハル君が顔を寄せてきて僕の唇を奪う。
触れるだけのキスから……だんだん深く。
僕とハル君の境目がなくなるみたいに…溶け合うような甘いキスに溺れそうだ。
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