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そんなこと……あったかな?
確かに星のかけらを拾った記憶はある。
あのかけらは………ハル君にあげたのか。
「ただの小石を星のかけらとか……僕、バカだね」
子どもだったからってバカすぎる。
ハル君、よくそれで僕を好きになってくれたな。
「俺にとってもあれは星のかけらだよ。今でも大切にしまってあるんだ」
「そうなの?」
ハル君が僕との思い出をそんな風に大事に思ってくれていて嬉しい。
僕もちゃんと覚えていたかったな。
「雅美………大好きだよ」
寝ころぶ僕に覆い被さるように顔を寄せてハル君がキスをする。
すぐに差し入れられた舌に甘えるように吸い付くと、ハル君は嬉しそうな吐息を漏らしてキスを深めていった。
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