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ぴったりとくっついていると何だか安心する。
僕はまたウトウトし始めてしまった。
「ハル君も寝てね……おやすみ…」
こんな状況で寝れないよ……
ハル君が呟いた気がするけど、それは夢だったかもしれない。
次に目覚めた時は昼だった。
体はもうすっかり軽くなっている。
抱き枕が気持ちよくて抱き直した。
ん?
僕、抱き枕なんて持ってないよな…。
抱きしめている腕をよく見れば……そうだった!ハル君と一緒に寝てたんだっけ!
「雅美、起きた?」
優しく僕に声をかけるハル君は、寝る前よりさらに疲れている感じだ。
「ハル君、眠れなかった?ごめんね…僕だけまたぐうぐう寝ちゃって…」
「顔色よくなったね。俺はまた部屋で寝るから大丈夫だよ」
ちゅっと額に口付けられた。
くすぐったくて、ふふっと笑ってしまう。
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