好みのタイプの話

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好みのタイプの話

「さて、今日の議題は好みのタイプについてだ」 「何なの突然」 「俺はもちろん黒髪ロング。二重より一重派」 「えー?ゆるふわカールの方が良くない?断然パッチリ二重だわ。あと明るくて社交的な子がいい」 「すごくどうでもいい…」 「大丈夫、澤には聞かない。意味無いから」 「無いって、何で?」 「何でも。…でもちょっと興味あるな。お前にもあんの?付き合うならこんな子がいいなーとか」 「おま、そんなこと聞いて大丈夫なのかっ?!ポメを撫でられない様にされてもいいのか!」 「え、俺に訊くのがそんなにダメなこと?」 「だって澤セコムが、」 「ゴホンッ!いや何でも。さぁ教えてくれたまえ」 「さわせこむ…?ってか、急にんなこと訊かれても…んー。あ、強いて言うなら、」 「「強いて言うなら…?」」 「ひとの痛みが分かる奴、かなぁ」 「まぁ!何ていい子なの」 「澤よ…幸せにおなり。いや絶対大丈夫だ」 「だから何なの…」
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