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箱根の温泉旅館に…池上貴美子と田中祐介は
お忍び旅行に来た……
「貴美子さん……すみません、僕が一緒に泊まりたいって言ったから……。」
「祐介さん、謝らないで……貴方と付き合ってる以上
……何が有っても覚悟の上だから…。」
祐介は貴美子の気持ちが…嬉しい反面 哀しくもあった。
食事を部屋で済ませて…二人で家族風呂に入る…。
貴美子は開放的な場所で祐介に裸を見られるのを恥じらった……
「貴美子さん綺麗だよ……ほら、よく見せて…。」
家族風呂で他に誰も入って来ないと分かっているから……祐介は貴美子と身体を離してはいられなかった。
貴美子と肌を密着させ……そうすると祐介の手は彼女を愛撫してしまう。
そして並べて敷かれた布団は…貴美子の羞恥心を少しずつ取り除いていった。
祐介は浴場で彼女を求めたのに対して…
布団の中では…徐々に貴美子に愛する主導権を渡していった。
貴美子は背徳の思いを一時忘れて…祐介との行為に気持ちを集中させていく……
いつもの慌ただしい限られた時間の中での会瀬から……
今日は一晩中愛し合える幸せに二人は浸った。
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