第4話 池上優留(まさる)と田渕佑香 (その後)

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「課長……いえ優留さん、また一緒に仕事が出来て嬉しいです。  一生懸命やりますので…… 宜しくお願いします。」 「こちらこそ……また大きな契約取ろうな…。」 「はい……優留さん、公私共に宜しくお願いします……。」 佑香の言い方は艶っぽくなっていた…… 少しお酒のペースが早くなったからかも知れない。 二件目のカラオケ スナックでは…佑香は酔いが廻っていた。 一人で帰らせる訳にもいかず… 池上課長は佑香をタクシーに乗せて送っていく事になる。 半ば酔い潰れている佑香に 家の住所を聞いて タクシーで向かうとアパートで一人暮らしのようだった。 佑香に肩を貸してアパートの2階へ階段を上がると ……なんとか部屋のカギを開けて、 佑香をベッドに寝かせる事が出来た。 そうして帰ろうとした池上のコートの裾を… 佑香に掴まれた…。 「帰らないで……少しだけ 此処に居て……。」 仕方無く池上は待たせておいたタクシーに金を払って帰らせた。 「優留さん……此処にキスをして……。」 彼女の願いに応えると……池上の手を取って 佑香は布団の中へ導いた。 池上がタクシーを断りに行っていた間に… 佑香は服を脱いで下着だけで布団に潜り込んだようだ。 下着の上から自分の胸を触らせ…… 次には下着をズラせて裸の胸を触らせる…。 さすがに池上も平常心では居られなくなっている。 佑香は…さらに彼の手を大事そうに頬擦りし 首から胸へ……さらに腹から太腿へと彼の手を導いた。 太腿に導かれた池上の手は…… 彼の本能によって佑香の秘部へと進んでいく。 「優留さんも……服を脱いで…。」 池上は下着になると狭いベッドに 佑香に添って横たわる…。 少しの時間……愛撫をすると 「やっぱりシャワーを浴びて来るわ…。」 交替でシャワーを浴びると……お互いの意識もハッキリして… ビールで乾杯してから……キスをしていった。 2時間くらいアパートで過ごして…… 池上は帰宅の途についた。
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