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第5話 貴美子と祐介の別れ
「貴美子さん……次の月曜日に遊びに行きましょう…。」
「ああ……実は子供の学校の参観日なのよ……。」
「そうですか……じゃあ火曜日に休み取って行きましょうよ…。」
「祐介君は火曜日は元から休みだっけ?」
「いいえ…… 。」
「そうかあ…… 二人一緒に火曜日に急用で休むのはマズイかなあ…… 。 その次の月曜日じゃあダメかしら…… ?」
「………………良いですよ。」
「ゴメンね…… これでも母親だからね……。」
その日の仕事終わりに貴美子は祐介に抱きすくめられた……。
「貴美子さん……好きだ……離したくない……。」
貴美子は祐介をなだめるように頭を抱いてやった。
「祐介君……もっと若い娘を探したほうが良いよ……。 私達…17も違うんだよ。 それに私、人妻だし……子供だっているし……。」
「貴美子さん……最近冷たくなりました?
他に彼氏とか出来たんじゃあ……?」
「そんな事…無いんだけど……、背徳感が最近凄いんだよ……。」
「二人で居ても……もう…そんなにトキメかないって事なんでしょ?
分かりました……じゃあ普通の同僚にもどりましょうか?」
「うん……ゴメンね。 祐介君は自由に恋愛とかしたら良いからさ……。」
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