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光とは辺りを照らしポジティブな現象だ恐怖とはほど遠い、ブラジルでバタフライ蝶が羽ばたいたらテキサスでハリケーンでも起こるのかい?
これは眩い光を体験した一人の女子高生の物語光を浴びる決して悪い事にはならないのだが。
ヒュールリ、ヒュールリ
木枯らしが吹き秋の心地よい気候から冬の寒さ厳しい気候に移り変わる頃。
一人の女子高校生が通学して来る。
名前は高田真里子、容姿端麗、頭脳明晰だが家庭環境があまり良くない。
両親の喧嘩は日常茶飯事で自分も関わりたくない理由で口を一切利かなくなった。
何時もの昇降口から上履きに履くと...
真里子「痛っ!!」
上履きに画鋲が多数テープで貼り付けられていた。
真里子は悪口を言われようが無視されようが精神的苛めには耐性がついていたがこれは暴力だ。
苛めではなく虐めではなかろうかと思う。
上履きを修正し教室に入るも当然挨拶等皆無。
そして一番安心出来る授業中、稀に紙クズが大量に投げつけられるが痛くも痒くもないそれ以外は至って安心出来る。
これが真理子にとっての日常であり既に3年生である彼女は残り半年もしない内にこの学校ともお然らばだ。
そして下校時何の変哲も無い帰路を辿っていると一匹の黒猫に出会う。
余りにも可愛いのでしゃがんで頭を撫で様とするとサッと逃げてしまった。
まぁ良くある事だと真里子...この時期日が落ちるのが早く走る車はライトを点灯させないと前が見えない状況である。
そんな中、横断歩道を渡っていると眩いばかりの光に包まれる。
そう光だこの光が彼女の今後の人生を大きく変える事になる
意識があったのはそこ迄、気が付くと自宅の自室のベッドの上であった。
何だか気分の悪い真里子は2日間家を出ず学校も休んだ。
休み中は部屋から出る事は殆ど無く趣味のオンラインゲームで時間を潰した。
そして3日後通常通り登校すると教室の真里子の机の上に花瓶に花が生けてある。
あれは百合の花だ。
苛めの手口で過去にも1度あったが花瓶を用意するという手間から其限されていない。
授業中も給食の時間も終始その花を眺めて一日過ごした。
可憐に咲く百合の花を見ていると心が和む。
そして下校時また黒猫を見つけしゃがんで撫で様とすると
黒猫「またお前か頭を撫でようとしやがって」
真里子「あれ言葉が分かる?私は真里子だよ」
黒猫「人間の違い何て猫には然程分からん!おっ爺さんまた来たな餌くれ餌」
そこに一人の老人がやってきた真里子も良く知る駄菓子屋の爺さんだ。
老人「やぁ君は確か真理子ちゃんだね昔店に良く来てた」
真里子「駄菓子屋さんも猫と話せるんですか?」
老人「あぁこの猫は猫介って言うんだ去年からの友達だよ」
真理子は嬉しかった家にも学校にも話相手がいない環境で息が詰まりそうだったのだ。
そして毎日猫と駄菓子屋の老人と良く話しそれが唯一無二の心の支えとなっていた。
そしてある日
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