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謎の男
「ごめんな、坊主…
こいつ“おばさん”っていうと
襲いかかってくるんだよ。
次、会った時は
狐火って呼んでやってくれ…」
きつねび…
おれ
「あ、ううん…いいんだ!
その…ごめんなさい!」
おれはあたまをさげた
かおがでかいおんなのひとは
それをきいて、おちついたみたいで
おじぎをかえしてくれた…
赤い着物の女
「いえ…分かればいいの…」
ふたたびたけでできた
こしかけにすわった、きつねびさん。
あのおとこのひとは
いつのまにかいなくなっていた…
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