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白髪の鬼
武音
「まあ、よかろう…そなたは
将来有望なわれの…ゴホン…
今は止めておこう
そなたはまだ、幼すぎる…」
おれはぽけーっと、むおんをみあげた。
おれ
夜宵
「なにいってるかわからないぞ~!」
むおんはうでをくんだ…
白髪の鬼
武音
「今はまだ、それでよい…
ひとつだけ語りたいことを
言わせてもらうなら…
どんなに分厚い書物でも居合いで斬れる…」
おれはみけんにしわをよせた…
おれ
夜宵
「なんじゃそれ…」
むおんはわらいながら
かたてをこしにあててやみよにきえた!
おれ
夜宵
「おい!むおん…!」
ばけちょうちんであたりをてらしたけど
むおんはいなくなっていた…
な、なんだよ…あいつ、へんなの……
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