第五話

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そんなある日のことだった。 その日橙子は少し体調が悪かった。なので、保健室で休ませてもらう事にした。 保健室の校医から許可を得てベッドで寝させてもらう。カーテンも閉め、眼鏡も外し、横になり、具合が悪いせいかすぐに橙子の意識はなくなり、深い眠りへと落ちていく。 どのくらいの時間が経ったかは分からないが、自分の顔が誰かに触れられている感覚がした。瞑っていた目蓋をゆっくりと開けた。 すると、自分の目にあの時告白してきた男子の顔が映った。
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