誰に語るともなく

２日目 精神の薬って怖ぇ

　今朝は６時に目が覚めて、犬の散歩とゴミ出しと、ちょっとお腹が空いていて、いつもはパスする朝食を軽く食べる。勿論、薬を飲む為、というのもある。

　経口薬というヤツは、胃に何かを入れてから服用しないと血中濃度が増えるので、副作用など出たりして非常にやっかいなんだそうな。勿論、空腹時に飲んで効力を発揮する薬もあるので、使用方法などきちんと理解してから服薬しなければならない。
　ので、『ちょっとお腹が空いた』くらいならスルーする朝食を真面目に食べた。

　今日は本業で研修に参加しなきゃいけない。昼食もそこで他の参加者と食べるので、こっそり服薬できるように、ポケットに一回分をしのばせる。
　そんなこんなで今日一日を過ごした感想。

　やたら、眠い！

　常に眠いわけじゃなくて、要所要所（要するに退屈な座学や食後）で眠気が来る。
　とはいえ、我慢できないほどじゃない。
　けれどこれで、昨日の眠気も薬の副作用らしきものが半分はあった、と証明されたが、ほぼ徹夜状態で日常勤務も続けて差障りなくいけた、という事は、私にはこの薬による副作用はほぼ無いものと思って良い、のかも、しれない。

　帰りにまた、ドラッグストアに寄る。
　今まで『酒』と『肴』はセットだったので、深酒しながらばくばく食べていた『肴』にも興味が薄れてしまって、軽く夕食摂ってお茶飲んでダラダラネットして就寝するものだから、朝また軽くお腹が空くだろう。
　朝用の何かが要るなぁ……と。

　ここでまた好奇心が出る。

　今度は、いつも買っていた焼酎を、手に取ってみる。
　…………
　あ、まだ呑んでいない缶酎ハイの新商品発見！　手に取ってみる。
　…………
　感想は昨日と全く同じ、手にした商品と自分との関連性を全く感じない。
　これはもう、薬による洗脳だ、薬物洗脳。
　０話から「夜勤」と繰り返していたので、これを読まれた方にはナースかと思う方もいたかもしれないが、実はただの介護士である。
　けれど、一応仕事柄薬の事も知っていたけど、改めて自分の身で効果を体験して思った。

　脳に作用する薬、怖ぇ！

　これでこのまま、この効果が続くといい。
　続きますように。