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積年の戒め
私宛の手紙、きっと警察に渡さないといけないのだろうけれど私は渡さずにずっと手元に持っていた。
君が私にくれたものを知らない人に渡したくなかった。
手紙には、ごめんねという言葉とありがとうという言葉、また会えたらなという言葉もあった。
そこで、思う。
また会えたらな。
そうだ。
また会いに行けばいいんだ。
君は私に会いに来てくれた。
私も昔、入院していた。
友達もいなくて、寂しい思いをしていた。
そんな時、同じ部屋に入った君。
君は私とたくさん話してくれた。
私は救われた。
君は私の救世主だった。
でも、そんな君の病状は悪くなって、その代りとでもいうように私の病状はよくなってきた。
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