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快晴の気持ち
次は私が会いに行く。
そう決めたら私の足は病院へと向かっていた。
まだ警察もいる。
君の病室へは立ち入れないから、屋上へ行く。
病院の人にはたまったものじゃないと思うけど、どうでもいい。
君に会うために。
ただそれだけの気持ち。
フェンスを越えて屋上の端に立つ。
快晴の空。
風が気持ちいい。
そこから、叫ぶ。
「いま、会いに行くよ!」
そうして、飛び降りる。
空を落ちていく。
また会える、会いに行ける。
そして、身体は床に打ち付けられた。
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