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あんちゃんのバイク通学は相変わらず続いていた
ただ、毎朝恒例だった黄色い歓声も
段々と減っていき
今日などは遠巻きに見ている人や
丁度同じ頃に門をくぐるはめになった人達が
少し足を止める程度になっていた。
「最近は下っ端の人が送り迎えをしているらしくて
お目当ての幹部の人達は来なくなっちゃったからね」
私にその情報は要らないのだけど…
ミヤは続けて
「その代わりに、うちの学校のチームの子達からは
大層崇められてるらしいよ」
へー。
いや、どうでもいいのだけど…
私が返事もしないからか
隣でため息をついて
「多分、しーちゃんの物にイタズラしているのは
アイツらだと思うよ」
「え?」さすがにビックリした。
「アイツら?」
「姫野杏とその仲間達」
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