若、もう観念して下さい。

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「おはよー」 今日は拓ちゃんの方が早かった 「おはよー」 鞄をロッカーにしまってから拓ちゃんの元へ 「拓ちゃん、ちょっと聞いてもいい?」 「えっ?何…怖いんだけど」 「?進路のことで」 「ああ、進路か」 「なに?怖いって?」 「いや…ごめん、何でもないよ ちょっとした勘違い。」 「?…あのね。 私、卒業したら就職しようと思ってるんだけど」 「え?志乃ちゃん大学行かないの?」 「うん…やっぱり無理そうだし」 「でも…受けるだけ受けてみようよ 奨学金とか色々方法はあると思うし その後ずっと働くならその方がいいよ」 「うん…そうも思ったんだけど 今でも勉強とバイトは結構大変だし…」 「…そうだよね…ごめん」 「ううん。拓ちゃんが謝ることは何にもないよ」
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