若…それは誘拐では…

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着いたのは「俺の家」。 若頭になった時に親に与えられたマンションだが… 一応俺の名義なので… でも、志乃を迎えて何か複雑な気持ちが沸き起こる 近いうちに志乃の希望を聞いて 2人の家を買うか 志乃をエスコートして中に入る 隣でキョロキョロしてやがる ため息が出そうなくらい可愛い …今日…我慢出来るか 「すごいですねー こんな高いところ初めて来たかも-」 隣で笑ってる志乃… コーヒーを入れてやる 「砂糖とかミルクとか入れるか?」 「あ、ありがとうございます。 お砂糖を」 「幾つ入れる?」 「…お砂糖が四角い…」 は?コーヒーには角砂糖だろう 「見たことないのか?」 「はい。はじめて見ました。何か可愛いですねー」 「は?角砂糖が可愛い? 志乃の方がよっぽど可愛いだろう」 「な!なっなな…なー」 …よく分からないが 志乃が真っ赤になってうずくまった… 食べても良いのか?
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