若…それは誘拐では…

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「まさか拓君と高人さんが知り合いだったなんて… そっか…じゃあ、拓君は私が車で来た理由を知ってるって事?」 「…うん。」 「じゃあさ、高人さんは何をしてる人か知ってる?」 「え?…知ってるけど 志乃ちゃんは聞いてないの?」 「うん。 高人さんが自分の家から学校に通えって言うんだけど …そんな事していいのかな なんかね、私の住んでたアパート見て 女の子が住む家じゃないってショックを受けちゃったみたいで」 「そっか…そうなんだ …まぁ、何をしている人かは自分で本人に聞いてよ お金はたくさん持ってるだろうから 志乃ちゃんが一緒に住むのは大丈夫だろうけど 一応異性だしさ、いやならちゃっんと言った方がいいよ 鈍そうだから、あの人」 「うーん。イヤではないんだよね。 気を使ってくれて優しいし 熊さんも優しいよね。 あ、拓君も優しいけどね」 「…なんか…一括りにされて面白くないけどね」 「ごめん…」
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