それは誰かの物語

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何も知らなかった。 だから許してもらえるとも思わない。 でも、どうか、君にだけは真実を知っていて欲しかったんだよ。 分かるかい? もう一人ぼっちのこの世界で、どうしてか心が君を求めているんだ。 君は自分のことを平凡だと言うけれど、その平凡さを僕はきっと愛してしまったのだろう。 そして僕は君のために、いやそう言うのはただのエゴだな。 僕は僕のために、人を殺したんだ。
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