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20代の女性が2番目に発症した。
女性の新たな人格は元の性格と正反対であった。
元の人格は穏やかで内気あったことに対し、
新たな人格は社交的であった。
元の人格の日は大人しく、病室で読書をしている姿が多くみられている。新たな人格が表の日は、活発で、病院内の職員と会話をしている姿がたびたびみられている。
職員はこの人格の突然の変化に驚いていたが、新たな人格が社交的であったこともあり、しだいに受け入れてはじめていた。
この女性は現在も入院している。
元の人格が表の日が多い週、新たな人格が表にでてくる日が多い週が不定期におとずれている。
少年とは違う結果である。
だが、飲み込まれるという点では類似している。
元の人格が表に出る日は発症した当時より
すくらなからず増えている。
この女性の症状から新たに、性格すらも違った、
全く別の自分、人格が生まれる、ケースもあると
確認された。
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