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3番目に発症したのは30代男性。
この男性の人格が3人の中で元の人格と1番変化が大きく、1番危険であった。
元の男性の人格はいたって正常であった。
だが、新たな人格は正常と言えない状態であった。職員を襲うという問題を起こした。新たな人格は危険であり、犯罪を犯す可能性があると判断された。
この男性は現在隔離され厳重に監視されている。
現在この男性の容態は安定している。
ほか2人と違って、この男性は新たな人格が表に出てくる日が減っている。ほとんどが元の人格が表の日である。
新たな人格に飲み込まれると記述したが、
飲み込まれないケースもあると考えられる。
新たな発見であるが、この発見がこの症状の謎を深めることとなった。
飲み込まれなかったのは、この男性が軽傷であったためか、それとも他2人の患者とは違う、何か理由があるのか、新種の病の謎は深まっていくばかりであった。
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