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涙と鼻水と一緒にぶちまけた本音は魂の叫びと言えた。でも「俺が泣いたら慰める事も抱きしめる事も出来ないのに余計辛い」って佑が涙声で抗議して来たから、しゃくり上げながらごめんって謝って。もう切るからなって、ごめんって、もう一度謝り通話を切った。
ごめん佑。
ひとりぼっちで寂しいのは俺だけじゃない。そんなわけない。
世界で一番大事な佑に寂しい思いさせてごめん。
佑の優しさが恋しくて恋しくて、今すぐ帰りたいのに帰れない。
散々甘やかされて頼りきりで守られてばっかりだった俺が、一丁前な事言って出て来たんだ。泣き言言って帰れない。
強くなって、佑にも誇れるような仕事をして、胸を張って帰るって決めたんだ。
わがままばっかりだけど、ここが踏ん張りどころなんだ。
─────待っててとしか言えない。
佑がどんなに寂しかろうと、俺の居場所を確保したまま待っててとしか言えないとことん身勝手な俺だけど、佑が待っててくれないと頑張れない。
俺頑張るから。絶対頑張るから。だからどうか、佑も頑張ってくれ。
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