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もう一秒も我慢したくない。出来ない。繰り返すキスがどんどん熱を帯びて喉仏を齧られて。肌蹴たワイシャツ、捲れ上がった下着、もうぐちゃぐちゃの揉みくちゃの中で、佑がこんなにも俺を欲しがってくれている事が嬉しくて堪らなかった。
「ぁ、あ、たすくっ……」
「ごめん、余裕なくて……」
「いいから、はやくっ……ん、んん───!」
佑が入ってくる。奥まで舐め上げるようにゆっくりと、熱を保ちながら。
あんまり気持ちよくて溶ける。どろどろに溶ける。
体の中心から脳天まで突き崩されて、全部が真っ白になる。
─────佑が俺をこんなふうにした。
─────俺が佑をこんなふうにした。
佑は俺のもので俺は佑のもの。
こんな幸せはどこにもない。
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