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   佑の温もりに包まれて佑出演の夢を見た。 『宗二郎が居ないとホントは寂しい』 『ご飯も作り甲斐がなくて、一人だとあんまり食べない』 『ポトスに水をあげながら、早く伸びて、時間も過ぎて、宗二郎が帰って来てくれたらいいのにって毎日思ってる』 『浮気したら、俺、生きて行けないからな』 『誰にもやらないから』  降って来る言葉の一つ一つに答えたいけど、口が重くて喋れない。それでもどうにかこうにか声を絞り出したら自分の発した盛大な寝言で目が覚めた。寝言と言うより呻きと言うか叫びみたいで言葉になってなかったけど。  見上げると、佑もちょっとだけ目を開けたけど直ぐにまた閉じて。大きな掌で髪を撫でてくれた。 「ヨシヨシ」って、掠れた声がやっぱり耳に心地よくて。またすぐに眠りに落ちて行った。
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