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「今歌ってくれたじゃん」
「それは、短くだし今は先輩しかいないから」
「じゃあ二人で行けばいいんじゃない?」
少し意地の悪い顔でこちらの顔を覗く。
「何でそんなに聴きたいんですか?YouTubeにPVあるからちゃんと本人のを聴いてください」
そう言ってビールを一口飲んだ瞬間、わたしは次の先輩の言葉に驚いてビールが気管に入り、盛大にむせることになる。
「好きな子の歌声を聴いてみたいなと思うのは普通のことだと思うんですけど」
熱帯夜だけのせいじゃなく、全身が熱くなった午前零時すぎの告白。
わたしの返事はーーーーーーー
fin.
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