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時は昔々、
今から600年ほど昔の話。
アストは巨大な木の根元のポッカリと空いた空間で丸まって眠っている。そして彼の周りには小さな精霊が集まり団子になって、みな一緒に夢の世界である。
何故彼がここで眠っているのかと言うと、彼は元々この巨大な木であっためずっと居たこの場所が安心すると言う気持ちがあるようである。
すると、森の奥より
ーードンッ!!
と、地響きがしてアストは瞳をぱっと目を覚ました。
「「 アスト様 」」
周りにいた精霊たちは怯え、彼に身を寄せた。アストは体を起こすと精霊たちに向かって言葉を発する。
「みんなはここにいろ。俺が確認してくる。」
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