ー3ー(飛ばしても大丈夫です)

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ー3ー(飛ばしても大丈夫です)

 目的地に到着し電車を乗り継いで地元に到着すると予約していたビジネスホテルへ向かいチェックインを済ませ部屋に入る、いたって普通のシングルベッドにスーツのまま寝転がった。少しだけぼーっと天井を見つめた後スマホを弄りしらたきを自由にする。 「ご主人様おつかれさまー! お部屋だね、シングルベッドだね」 「今日はしらたきと一緒に寝るよ」 「ふみゅ、ご主人様私嬉しいよ」  ぴとりとしらたきは俺の頬にぽかぽかの頬を擦り付ける、口元がほんの少し触れ頬が離れる。しらたきと俺のおでこがこっつんこ、しらたきの口が開き甘い声でささやいた。 「脱いで」  湿った吐息が鼻に触れしらたきの顔が赤く染まっていく。起き上がりさっと服を脱ぎハンガーに掛ける、ちらりとベッドに視線を向けるとしらたきはお座りをして太ももををすりすり擦り合わせている。程よく服を脱いでベッドに横になるとしらたきが擦り寄ってくる。頬を赤くさせ少し汗をかいている。 「ご主人様、我慢……できなくてごめんね」 「しらたきは俺のパートナーだろ、気にするな」  両足で俺を跨ぎ真っ赤な顔で見つめてくる、ひたひたと汁が垂れシーツを湿らせる、艶やかで綺麗な薄ピンク色の体が、俺の体にのしかかりキスをせがむ、何回も口の周りに唇が触れるがようやく唇同士が重なりあう。 「んふっ……んんぅ♥」  猫撫で声をキスをしながら漏らしながら、ぴちゃぴちゃと舌を必死に舐めている、舌が溶けて唾液が増えたっぷりの潤いで口の中を満たす。耐え切れずに飲み込む水分はしらたきの水分、体の中にしらたきが貯まっていく、それを理解しているのかキスが気持ちいいのか分からないが、しらたきは目を細めかわいい声で鳴いている、もっと味合わせてやる。しらたきの口に舌を入れ滑るように舐めまわす、清潔な口からは味一つしない、するとすればこのほんの少し甘い蜜はしらたきの味、たまらず飲み干す。 「んにゅぅぅ! ぷはぁ! しゅ、しゅわひゃいでぇ……」  あっという間に根を上げ顔を離すしらたき、その体はとろとろのぐちょぐちょ 「沢山濡れてるね」 「はぁ……はぁ……ごしゅじんさまがすごいから!」  両手をを宙にぱたぱた振りながらそう言う、発音がゆれゆれで不安定なのが見受けられてかわいい。口元がお留守、軽く触れるとつぷんっと中に入っていく、ひんやり生暖かいしらたきの中。 「んぷっ……激しくしひゃいで……」  そうは言っても中をちゅぷちゅぷしてやると気持ちよさそうに鳴くんだ。指をもう1本入れてみる、二本で満員のお口の中をちゃぷちゃぷと指を擦るとあっという間に泡立ちくすぐったそうに笑う。 「んひゅっ!、んぅぅっ、ふうううぅぅぅ♥」  恥ずかしげもなく声を荒げ身を捩らせる。ちゅぷんっ! と音を鳴らさせながら指を引き抜くと、しらたきはぽたぽたと口から零れた唾液でシーツをぐっしょりと濡らしている。 「ご主人様激しいーーすっごく激しいーー」 「悪かったって」  今度は俺の番、ベッドに寝転がるとしらたきに身を委ねる、しらたきはそっと体を重ね優しく俺を包み込んだ。
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