第2章《異世界(パラレルワールド)二日目》

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わたし レジーナ・ムー 「ほぇ~!すごいです!」 周囲を見回しながら 大きな耳を動かしながら森の音を聞いてたら… 片耳をクティノス様の大きな手にふさがれた! クティノス・エンペラー (幻獣王ガゼル) 「メビウス!気づいてんだろ! 来てやったぞ!!」 大きな声を張り上げて 空を見上げるクティノス様… わたしの片耳をふさいだ 理由が分かった! 天からの声Ⅰ 「相変わらず、声がでかいねぇ~ 白い駒が二つ… ひとつはクティノスくんの獅子の駒。 もうひとつは…耳の大きな狐の駒…」 天からの声Ⅱ 「メビウス様!その耳が大きい狐 現世界(リアルワールド)のフェネッ、クそっくりです!」 次に聞こえたのは女の人の声… クティノス・エンペラー (幻獣王ガゼル) 「そっちの子狐はオレの許嫁だ… メビウス、もう…ぼっちとは言わせんぞ!」 天からの声Ⅰ 「おやおや…まあ、どうせ 不細工なゴリラみたいな顔してるんだろう! みはなちゃん、見に行ってやろう!」 天からの声Ⅱ 「はいっ♪」 わたしはクティノス様を見上げる… クティノス・エンペラー (幻獣王ガゼル) 「大丈夫だ、レジーナ…転生前は ゴリラだったかもしれないが、今は違う。」 さりげなくひどいよぉ!
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