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わたし
レジーナ・ムー
「ほぇ~!すごいです!」
周囲を見回しながら
大きな耳を動かしながら森の音を聞いてたら…
片耳をクティノス様の大きな手にふさがれた!
クティノス・エンペラー
(幻獣王ガゼル)
「メビウス!気づいてんだろ!
来てやったぞ!!」
大きな声を張り上げて
空を見上げるクティノス様…
わたしの片耳をふさいだ
理由が分かった!
天からの声Ⅰ
「相変わらず、声がでかいねぇ~
白い駒が二つ…
ひとつはクティノスくんの獅子の駒。
もうひとつは…耳の大きな狐の駒…」
天からの声Ⅱ
「メビウス様!その耳が大きい狐
現世界(リアルワールド)のフェネッ、クそっくりです!」
次に聞こえたのは女の人の声…
クティノス・エンペラー
(幻獣王ガゼル)
「そっちの子狐はオレの許嫁だ…
メビウス、もう…ぼっちとは言わせんぞ!」
天からの声Ⅰ
「おやおや…まあ、どうせ
不細工なゴリラみたいな顔してるんだろう!
みはなちゃん、見に行ってやろう!」
天からの声Ⅱ
「はいっ♪」
わたしはクティノス様を見上げる…
クティノス・エンペラー
(幻獣王ガゼル)
「大丈夫だ、レジーナ…転生前は
ゴリラだったかもしれないが、今は違う。」
さりげなくひどいよぉ!
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