第3章ー1《蝙蝠街(バットタウン)》

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クティノス 「ああ、そうだな、次…行こうか。」 ん…?ま、まあいっか… 順路を進んでいくと 一回り大きなショーケースが見えてきた! まあるい緋色の宝玉と月色の宝玉! わたし レジーナ・ムー 「これは、えっとぉ…」 説明を読もうとしたとき… クティノス(?) 「緋色の宝玉は 太陽の贈り物(ソレイユダートゥム)… 日の光に当てると 太陽と共鳴するように眩しい輝きを放ち 二つ目の太陽とも呼ばれる 最上級の美しい宝玉。 月色の宝玉は 満月の贈り物(ルナレーヌダートゥム)… 月の光に当てると 月と共鳴するかのように淡く発光し 優しく道を照らす、最上級の宝玉…」 クティノス?様を再び見上げると 説明書きを読まず、2つの宝玉を 愛おしげに見つめていた! さすがに違和感を覚えて 抱きついてたその腕から離れようとしたら 力を込められて腕を抜けられなくされたっ わたし レジーナ・ムー 「は、はなしてよ…っ」 どこからどうみても見た目は 完全にクティノス様、だけど…っ クティノス? 「俺は旦那だろ?おとなしくしろ…」 そのまま、腕を引かれて 順路にそって進むと さっきと同じぐらいの大きさの ショーケースの中に藍色の宝玉が展示されてて… ここはとりあえず 大人しくすることにした。
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